「和室はふり幅いっぱい!」和室だからこそ、コストをおさえてステキ&オシャレに!
金額の目安
¥75,000(材料費+施工費+諸経費の目安)
施工前の状態
▶集合住宅の管理会社さんからの原状回復工事ご相談をいただきました
→前入居者さんが4年ほど住まわれた状態からの原状回復工事とのことでしたが、全体として壁紙を貼り替えたり、細かい設備のメンテナンス等が必要な状態でした
ご存知の方も多いかと思いますが、アパートやマンションなどの賃貸住宅では入退去のたびに壁紙を貼り替えるというルールは原則ないので、綺麗な状態であればハウスクリーニングだけを実施して再度賃貸募集を開始するというケースも少なくありません
その一方、壁紙などは貼り替えを行わずに数年が経過すると「隙(す)き」と呼ばれるものが出てきます
よくお家の壁にある日「うすい縦線」のようなものが出てきたという記憶はありませんでしょうか?
または、端のほうからメクレてきてしまうような現象もあります
これは壁紙の耐用年数が限界を超えてしまうと見られるケースの一つです
暑さ寒さ、高湿低湿の差がとても激しい日本では特に壁紙だけではなく木材や鉄製のものも含めて、季節や気温、湿度の変化で伸び縮みが繰り返されます
結果、壁紙については少しずつ伸縮性がなくなってきて縮んでしまう…木材については乾燥時期になると時に割れてしまうなど、建て替え貼り替え当時の状態と比べて変質してしまうということになります
今回は壁紙に注目していますが、壁に縦の線がうっすら(またはハッキリ)見えたり、端部がペロっとめくれ出したら壁紙貼り替えを検討してくださいね?という壁紙からのメッセージだと思っていただいてもいいと思います
施工内容
▶とても前置きが長くなりましたが、今回ご紹介する施工事例はこんな感じです
・和室畳の表替え
・壁紙(壁、天井)の貼り替え
原状回復工事としては基本的な工事になりますが、今回はちょっと趣向を凝らして「オシャレ和室」の要素を取り入れてみました
■施工レポート
【使用材】
壁紙 RE51477 RE51497
※施工事例掲載時の品番となります
その他のお部屋は量産品の白い壁紙を使用しているので、襖をあけたこの和室だけがワンランク上の素敵な空間になりました
わたしたち日本人の原点ともいえる畳や和室の文化ですが、近年ではメンテナンス性やアレンジの幅などでフローリング仕様の洋室に大分水をあけられてしまっています
和室→洋室へのリフォーム!というご依頼もたくさん頂いてきましたが、ここにきて流行りぐるりと一回り…和室ならではの空間作り、雰囲気や価値などもご参考いただけたら嬉しいです!
その他の施工箇所
天井と一部の柱に杉柾目風の壁紙を使用、また襖には抹茶色の壁紙を使用することで落ち着きのあるテイストを出してみました
写真で見ると畳と同系色ですが、畳は次第に枯れたような色味に変化していくのでその変化量なども考えながら選定しました
360°パノラマ画像